2021/11/06
こんにちは!
東京東村山で一番髪質改善に力を入れているArbre et chimie代表の竹松です(/・ω・)/
Arbre et chimieではお客様の髪質に合わせてオートクチュールでケア成分を組み込みながら髪質改善を施していきます。
- 柔らかい質感
- ハリコシのある質感
- ダメージ補修
- 弱った髪の補強
などお悩みに対してどのように髪質を変化させていくかを考えて施術をさせていただいております!
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最近SNSやネットなどで
『酸性縮毛矯正』
『弱酸性縮毛矯正』
という言葉を耳にすることが増えていませんか?
今日はこの『酸性の縮毛矯正』が一体どのようなものなのかを
掘り下げて解説していきます。
酸性縮毛矯正は
- 髪や肌と同じ弱酸性~酸性の領域で施術をするため負担が少ない
- 従来のアルカリ性の縮毛矯正と比べて柔らかい質感に仕上がる
- 縮毛矯正をしてもカラーの褪色が少なく済む
- ハイダメージやブリーチをしている髪の毛にも対応できる
- ナチュラルな質感で自然な仕上がりになる
これらの特徴があります。
それでは実際にどれくらいのダメージをするのか、
アルカリ性の縮毛矯正よりも良い物なのか、
主に髪質改善や縮毛矯正に特化した美容師歴15年の美容師が解説していきます!!
目次
そもそも縮毛矯正の仕組みとは?
縮毛矯正の仕組みは髪の内部の結合を切り離し、
ストレートアイロンで真っすぐな髪の形状を形成したのちに
結合を繋ぎなおすことによってストレートの形状が維持される施術です。
日本パーマネントウェーブ液工業組合 https://www.perm.or.jp/about-perm/mechanism/参照
毛髪内部には3種類の結合があり、
その中のSS結合という結合に薬剤を使って働きかけていきます。
髪のダメージが進んでくるとこのSS結合の数が減少していくので、
ダメージがあればあるほど形状を維持できる力が無くなって
縮毛矯正が取れやすくなってしまったり髪のハリコシが無くなってしまいます。
酸性縮毛矯正と従来の縮毛矯正の違いとは?
従来の縮毛矯正はアルカリ性の薬剤を使って施術をすることが大半を占めていました。
何故アルカリ性の薬剤を使うかというと
髪の毛はキューティクルといううろこ状のたんぱく質で守られているため、
薬剤を髪の内部に浸透させる目的でアルカリ剤を使用します。
アルカリ剤が髪の毛に付着するとキューティクルが開き
髪の内部に薬剤が侵入していく仕組みになっています。
従来の薬剤ではアルカリで髪を柔らかくし、
キューティクルが開いて初めて髪の内部に薬剤が反応していたので、
アルカリ剤は必須ともいえる存在でした。
酸性の縮毛矯正はキューティクルを開くアルカリ剤が入っていない薬剤を使用します。
キューティクルを開かずに内部に透過する薬剤を使っているため
アルカリ剤を使用しなくても髪の毛に作用する施術になります。
髪の毛のphをどの位置で施術をしていくのかで得られる効果が違ってきます。
次の章で解説しいきます。
髪にとっての酸性とアルカリ性とは
髪の毛の等電点はph4.5~5.5と言われています。
それよりも高いphでの施術(特にアルカリ)は毛髪が膨潤します。
膨潤(ぼうじゅん)とは、ものが水を取り込んで膨らむこと
同時にキューティクルが開いた状態になるので
毛髪の内部にトリートメントを入れたり、効かせやすい状況を作る事ができます。
過度に膨潤してしまうと髪を引っ張るとゴムのように伸びてしまうこともあるので
アルカリ剤の使用は注意が必要なものになっています。
では毛髪の等電点よりも低いphでの施術はどうでしょうか?
髪の等電点より低いph、または髪の等電点での施術を
酸性の縮毛矯正と言います。
ph6あたりでの施術を弱酸性縮毛矯正と呼ぶこともあります。
酸性での施術は毛髪は収斂します。
収斂(しゅうれん)とは、縮むこと、引き締まること
キューティクルが閉じている状態のままですので、
髪への負担を最小減に抑える事ができます。
その反面キューティクルが開かないという事は
髪の内部にトリートメントを浸透させていくことが非常に困難になります。
分かりやすくまとめるとこのような形になります。
|
髪の状態 |
トリートメントの効き方 |
アルカリ矯正 |
髪の毛が膨潤する。 過度な膨潤は髪の毛に負担になる。 |
髪の毛が膨潤しているため髪の内部にまで 栄養分を行き届けることが出来る。 積極的な補修を行うことが可能。 |
酸性矯正 |
髪の毛が収斂する。 引き締まる状態なのできしみを感じることもある。 |
髪の毛が収斂しているため髪の内部へは 栄養分を行き届けることが難しい。 内部補修は難しいが表面に効率よくトリートメントを吸着させやすい。 |
酸性とアルカリ性でのトリートメントの効き方
毛髪に対して働きかけるトリートメントの多くは
アルカリで活性化し酸性で固形化する
特にPPT(天然由来のタンパク質加水分解物のこと。タンパク質と同じようにアミノ酸が連なって構成される成分)と呼ばれる種類の
トリートメントは特に酸性状態で固形化、定着をするため
毛髪があらかじめ酸性状態になっていると
髪の内部に浸透する前に固形化してしまいます。
そのため水洗した際に簡単に落ちてしまうことになります。
そもそも収斂している状態の毛髪には、
浸透し定着するスペースが無くなっている可能性も考えられます。
アルカリ状態の毛髪であればキューティクルが開き、膨潤して髪の内部に入りやすい状態なので
髪の内部にまでトリートメントを届けられます。
酸とアルカリのダメージについて
アルカリダメージはキューティクルが剥がれたりビビれたり、過膨潤などが原因で弾力を失ったりと、目立ちやすいダメージ形態です。
酸ダメージは、過収斂などがにより、逆に艶が出てサラサラになりますが、毛髪内組織は破壊されていきます。
低いpHでの施術だと、その時の目立つダメージは少なく、むしろサラサラに仕上がるのです。
ですがその実、内面は少なからずダメージしていることが考えられます。
収斂し、凝り固まったような状態。
種類は違えど、酸とアルカリともにダメージは同様にあると思ったほうがいいと考えます。
まとめ
見た目としての仕上がりでは圧倒的に酸性縮毛矯正の方がダメージの少なく、ナチュラルな仕上がりに見えます。
しかし、
実際の髪の内部では従来の縮毛矯正とはまた違った箇所が痛んでいることも分かっています。
髪の形状を変える施術である以上ダメージが全くないという事は考えにくいのが現状です。
巷ではよく
『ダメージレス〇〇』
といったメニューがありますが、少なからず髪には負担がいっていると思います。
ダメージを最小限に抑えながら最大限のケアをしていくことが現状できる最善の対処なのではないでしょうか。
このことから
酸性縮毛矯正がダメージがなくて一番いいのではなくて
髪の状態や求める質感によっては従来の縮毛矯正が一番適している方もいますし、
酸性縮毛矯正が適している方もおられます。
一番は髪のことをよく理解してくれる担当美容師さんと相談して決めていくことが
美しい髪の毛を作る一番の近道だと思います。
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